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マロマユな日々~チワワとの妄想生活~
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キム・ヨナ選手のジャンプ構成について(真面目に)考察してみる
3月に入ってから全然記事を書いていませんでしたが
その間何をしていたかというと、世界選手権に向けてのネタを考えておりました(笑)

そして満を持して(笑)、キム・ヨナ選手の今季最初で最後の出場となる世界選手権で
どのようなジャンプ構成を組んでくるか、真面目に考えてみたいと思います。
内容に間違いがある場合はご指摘よろしくお願いします。
また、長くなってしまったので、本題だけで良いという方は、「ここからが本題(笑)」からお読みください。
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何せ今季は競技写真がないもので、最新と思われる画像を載せました(笑)




記事を書くにあたって、以下の点についてお断りしておきます。

①キム・ヨナ選手のセカンド3Tの回転不足について言及しない。
②キム・ヨナ選手のフリップジャンプのエッジについて言及しない。
③純粋にジャンプの基礎点のみに注目し、GOEや他の要素や演技構成点(PCS)について言及しない。

なぜこのようなことを断っておくか、と言うと、昨季におけるキム・ヨナ選手についての採点は、
①セカンド3Tは、目視でわかるほどの回転不足でも、転倒などの明らかな失敗がない限り、
  なぜかダウングレードにならない。
②フリップジャンプは、目視でわかるほどエッジが直立の状態でも、なぜかeや!がつかない。
  (現行ルールならeがすぐつくレベル)
③スピンやスパイラル、ステップのレベル判定基準は素人の私には理解不能。GOEやPCSは結局ジャッジの主観。

であったからです。というか、私にはそうとしか思えません(笑)
(いや、実際には演技を見直して検証する気力が無いだけだったりします(汗))
本当は、言いたいことはたくさんありますが、ジャンプの基礎点計算くらいなら素人の私でもできる!
ということでこの先進めたいと思います。


さて、今季のデータが全くないキム・ヨナ選手。
とりあえず昨季のジャンプ構成を振り返ってみます。
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覚えてますか?昨季、キム・ヨナ選手の演技についてマスコミは「完成度が高い」と言っていましたね。
ですが、どうでしょう?(というか私は始めからそんな風に思ったことはありませんでしたが)
改めて見てみると、SPは確かに安定していますが、FSでノーミスだったのはオリンピックだけです。
また、コンビネーションジャンプも前半に固まっていて(2A-3Tからが後半)、いかに省エネプログラムであるかがわかります。
そして、キム・ヨナ選手のジャンプ構成がジュニアレベルと言われる最も大きな要因は、2Aが3回入っていることでしょう。
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キム・ヨナ選手は2008-2009シーズンの序盤まで、3Loを取り入れていましたが
2008年のGPFから2Aに変更し、高いGOEを獲得することで苦手な3Loの分をカバーしました。
そしてついに2009-2010シーズンで彼女が3Loを跳ぶことはありませんでした。


ここで参考までに、(引き合いに出すのは気の毒なのですが)
浅田真央選手の昨季の国際試合のジャンプ構成をまとめてみました。
本題はもう少し後なので、とばしてくださって結構です。
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オリンピックシーズンということもあり、特に真央選手に関しては極端な構成になっています。
真央選手は2008-2009シーズンの終わりにSPでの3Aを成功させました。
同時に、セカンド3Loや3Tが認定されにくくなり、矯正済みだったルッツにも不安がありました。
そして選んだのがこのジャンプ構成でした。
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2009-2010シーズン、特にFS「鐘」はその振付や表現の難しさから、
練習でもジャンプに集中できず、シーズン序盤は本当に苦しみました。
でも、その後の全日本選手権や四大陸選手権できちんと調子を上げていき、
オリンピックではFS後半にミスが出てしまったものの、見事に3A2回を成し遂げました。
そして世界選手権では理不尽な回転不足判定にも負けず、ノーミス演技で優勝。
たとえ<が刺さっていても、現シニア女子で唯一3Aがある、圧倒的なプログラムでした。


ここからが本題(笑)
またまた大変勝手ながら、
キム・ヨナ選手、浅田真央選手の2011年世界選手権のジャンプ構成を予想してみました!
今回は基礎点も計算しました!(笑)
まぁ、キム・ヨナ選手は今季始め頃にジャンプの構成は変えないと言っていたので、昨季とほぼ同じ構成にしました。
なお、真央選手は「浅田真央選手のジャンプ構成について考察してみる」の内容と同じです。
また、参考までに2011年世界ジュニア選手権で優勝したアデリナ・ソトニコワ選手のジャンプ構成も載せてみました。
(ジュニア選手は規定のジャンプがあり、今季は3Loが必須となっています。)
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基礎点だけで見ると真央選手がダントツです。全て成功したら凄いことになりますね。


まずはSPから。
先の記事でも書きましたが、真央選手はおそらくSPでは3-3は入れないでしょう。3Aに集中すると思います。
フリップジャンプが安定してきたので、回転不足を取られやすい3Loより3Fをコンビネーションにすると予想しました。
(もちろん、3-3を入れる可能性も十分あります!)

そして、キム・ヨナ選手は意地でも3Lz-3Tを跳ばなければなりませんね。中間点狙いでも十分でしょう。
何せ、3Lz-3Tは彼女の代名詞・唯一の大技であり、昨季は誰も跳べなかった(認定されなかった)ジャンプですから。
3Fは今季の基準で行けばeが付くのは必至ですが、ジャッジの事ですからどうなるかわからないので保留しました。


続いてFS。真央選手の基礎点の高いこと!!
真央選手は必ず3Aを2回入れるでしょう。しかも1つは後半に、です。
残念なことに、女子で最も難しいはずの3Aからのコンビネーションジャンプは基礎点が9.9であり、
後半に跳んでようやく3Lz-3Tの基礎点を超えることができます。
(基礎点を足すだけの、難易度に無関係なコンビネーションジャンプの基礎点の計算方法についての意見は割愛します。)
また、曲調を考えても、後半のあの部分で3Aを決めれば、盛り上がることは間違いありません。

そして今更気付いたのですが、真央選手の構成で驚くべきことがもう1点。
SP・FS共に、単発にもコンビネーションのファーストジャンプにも2回転ジャンプがありません。
これはもはや男子の構成です。今更ながら驚きました。もしこれが全て成功したら・・いえ、成功すると信じてます!


さて、キム・ヨナ選手はというと、今季はルール改正によりFSで2Aは2回までしか構成に入れることができません。
従って、昨季のジャンプ構成のままでは最後の2Aは無効となり得点は0点です。
そこで問題になるのが3Loを入れるかどうか。私は入れないと予想しました。
そして、3Lz・3Tが2回ずつ入っているので、ザヤックルール的に3Loでなければ
2A以外の2回転ジャンプを入れるしかありません。なので、基礎点の一番高い2Lzを入れました。

キム・ヨナ選手は苦手という理由で、3Loを約2シーズン跳んでいません。
ループジャンプはルッツやフリップのようにエッジ矯正が必要なジャンプではありません。
苦手な理由は諸説ありますが、本人に跳ぶ気が無い限りは跳べないということでしょう。
真央選手もサルコウジャンプが苦手で昨季は外していましたが、今季は全ての試合で跳んでいますし、
3Loは3Sより基礎点が0.9も高く、3Loが跳べないというのははっきり言って致命的です。
休んでいた間に3Loを習得したかどうかは不明ですが、もし3Loを入れたらそのときは素直に賛美したいと思います。
しかしこれだけ休んでいたら、例え昨季と同じ構成でも、普通なら試合でいきなり全て完璧にこなすのは無理だと思います。
まぁ、五輪女王は別なんでしょうかね。私にはわかりません。


と、ここまで書いておいて何なんですが、
基礎点がいくら高くても、GOEやPCSでひっくり返ってしまうのが今のフィギュアスケートの採点方法です。
真央選手がノーミスの素晴らしい演技をしたとしても、
キム・ヨナ選手は見た目ノーミスであれば各要素に凄まじいGOEが付き、PCSも盛大に出るでしょう。
(彼女の演技と言うのは「そういう評価をされやすい演技」だそうで・・)
また、今季は「技術の内容と演技構成点(PCS)を切り離して採点する」という概念が時に暴走するので
転倒してもPCSで高評価を獲得し、基礎点の差など簡単に埋まってしまうかもしれません。
おっと、これではキム・ヨナ選手が良い演技をしても勝つのはおかしいと言ってるみたいですね、失礼しました(汗)

ですが、そんなことをくよくよ心配してもどうにもなりません。

今回この記事を書いてみて、技術で圧倒的に差があるのは明らか、ということだけはわかりました。
そして以前記事にも書きましたが、どんな内容のプログラムかわからない以上、
観客はキム・ヨナ選手が何を表現しているかわからないわけですから、より技術に注目することでしょう。
(まぁジャッジにわかれば十分なんでしょうが)
客席からは表情までは細かくわかりませんから、表情や手先だけの表現では何も伝わらないでしょう。

フィギュアスポーツはスポーツです。
スケートファンを魅了するのは、技術と、技術を伴った表現・演技です。
顔芸や色気ではありません。



あと少しで世界選手権です。
全ての選手が素晴らしい演技ができることを祈ります。


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by chi-chan0322 | 2011-03-08 17:21 | フィギュアスケート
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