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マロマユな日々~チワワとの妄想生活~
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世界選手権 女子シングル FS結果 ※5/2修正
世界選手権 女子シングルが終了しました。
一晩明けてもやや放心状態が続いていますが(笑)、ちゃんと書きたいと思います。
ですが、浅田真央選手の後の選手の演技がぼんやりとしか見ることができず、
また見返す気にもなれず、感想はあやふやな感じになるかもしれません(汗)

FS・総合1位は安藤美姫選手!4年ぶり2度目の優勝です!!おめでとうございます!!
FS・総合2位はキム・ヨナ選手。2つのミスがありましたが、転倒なくまとめてきました。
FS・総合3位はカロリーナ・コストナー選手!シーズン最後に素晴らしい演技を見せてくれました!

ニュース記事
世界フィギュア 安藤「神様のご褒美」震災チャリティーも
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採点や順位、ジャッジスコアについてはこちら。
ISU World Figure Skating Championships 2011
世界選手権2011 女子シングル FSジャッジスコア

女子シングルの総合順位と、FSの結果です。総合結果の上位6名まではFSの順番ですね。
いつも通り、上位5名と日本代表選手の真央選手、村上佳菜子選手について見て行きます。
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FS1位の安藤美姫選手!優勝おめでとうございます!
イタリア放送 安藤美姫 フリー 世界選手権2011 Miki Ando Free WC 2011
http://www.youtube.com/watch?v=BcXFhslBGxY

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SPの安定感をFSでも発揮することができました。
2A-3Tが2A-2Tになってしまった以外、完璧な演技でした。
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SPで2位になったことにかなり驚いたと思いますが(少なくとも私は驚きましたよ)
自分のペースを崩すことなく、最後まで滑り切りました。
欲を言うと、全力を出したというわけではなさそうに感じたので、まだまだやれそうな気がします。
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本当に、よくやってくれました。
真央選手の演技を見て大きなショックを受けた私に元気をくれました。
今この時代に、世界女王のタイトルを2度獲得した選手が2人も日本にいることを誇りに思います。


FS2位のキム・ヨナ選手。
2011WC Yuna Kim LP Homage To Korea
http://www.youtube.com/watch?v=HLgodkhKH74

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前半の3S-2Tが3S-1Tに、3Fがすっぽ抜けたこと以外はうまくまとめてきたと思います。
また冒頭の3Lz-3Tも、以前ほど勢いや着氷の流れはなかったものの、回転不足は以前より感じられませんでした。
しかしながら、すっぽぬけたフリップに関してはまたしてもeがついていないのですね。
GOE減点が一切ないのも不思議です。カットによって合計としてはGOEが0になるとしても、
3S-1Tの3Sは明らかに着氷が乱れましたし、-1をつける人がいてもおかしくはないと思うのですが・・
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これまた印象の薄いプログラムであると同時に、本当にレベルを下げてきたなぁという思いました。
世界選手権1本勝負なら他選手よりずっと練習時間はあったはずですし、もっとレベルを上げてもよかったのではと。
ま、彼女にとってはそんなことどうでもいいんだろうと思いますが。

表彰台では悔し涙を流したそうですが、悔しがる必要はないと思います。
一発勝負で銀メダルなんて、十分すごいことです。よくやったと思います。
だから「悔しいから、来季も現役続行」なんてことは絶対にやめてください。絶対に。


FS3位のカロリーナ・コストナー選手。
2011 World Champs Moscow - ladies - FP - Carolina Kostner with marks by HINAGIKU
http://www.youtube.com/watch?v=FXyfDFbBHp0

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細かなミスはありましたが、コストナー選手のいつもの演技が戻ってきた!という感じでした。
特に冒頭の3Fはとても美しく、ジャンプもだいぶ戻ってきたなぁと思いました。
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今季は足の怪我に悩まされ、厳しいシーズンを戦ってきましたが
最後にその努力が報われて本当に良かったと思います。
安藤選手と並んで表彰台に乗る姿にジーンときました。本当におめでとうございます。


さて、上位3名まで来たところで、毎度おなじみ(笑)の点数比較です。
技術点(TES)、演技構成点(PCS)の上位3名について見てみます。
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比べるのも何だか馬鹿馬鹿しくなってくるのですが・・
ひとまず言えることは、スピンというものは、ポジションのバリエーションや難度、軸の安定感に関係なく
規定の数のポジションを規定の数だけ回転していればレベルが取れ、
軸がブレようが何だろうが、とにかく速く回れば高いGOE加点を獲得できる要素なのだということです。

安藤選手は、以前は軸が動いたり柔軟性にやや欠けていたスピンを
ポジションを工夫し、バリエーションを増やし、回転速度を上げつつさらに軸も安定させる努力をしてきました。
それでようやくレベル4にGOE加点が平均1.00ほどつくようになったのに対し、
キム選手は回転の速さは認めますが、シズニー選手ほどではないし、何よりバリエーションが少ない。
それでも全てに0.8以上のGOE加点がついています。
いつも言っていることですが、ポジションの美しさや軸の安定はまったく考慮されてないと思います。

コレオスパイラルも、結局スピードがあればいいという評価になってしまっていますよね。
以前私は、芸術性を評価するようになり、結果的にコレオスパイラルになってよかったと言っていましたが
今回は、特にキム選手に関してはポジションの美しさは考慮されていないように思います。

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続いてPCS。
男子のときにも書きましたが、今季はSSを重視する傾向が強く感じられます。
一部ではSSを基準に他の4項目を評価しているという説も出ており、採点にはそのような節も見受けられます。

確かに、キム選手の滑りにはスピードがあり、よく滑っているように見えます。
ですが私には、氷をしっかり捉えているわけではなく、ただ漕いで(クロスカットによって)加速しているだけで、
ステップではエッジも浅く感じ、明らかにスピードが落ちていくのがわかります。
一方で彼女の滑りを「氷についつくようだ」と仰り、私には滑らかに見えるコストナー選手の滑りが「不安定」に見える人もいる。
ジャンプ前に5回も6回ものクロスカットが、私には無駄な力を必要としない滑りには見えないのに対し、
このクロスカットさえ、「不自然な滑りではない」と仰る方もいる。
そして、ジャッジは私とは違い、彼女の滑りが良いと思ったからこのような点数をつけたわけです。
ジャッジと自分の意見が完全に一致するなんてことはまずあり得ませんが、
同じくらいのミスがあったキム選手とコストナー選手のSSにここまで差がつく理由がわかりません。

ここでもまた、「ジャッジにはそう感じられなかった」という言葉しか出てきません。
私にフィギュアスケートを観る審美眼がないということなのでしょう。
何ともファンにわかりにくい競技になったものです。


FS4位のアリョーナ・レオノワ選手。
2011 World Champs Moscow - ladies - FP - Alena Leonova by HINAGIKU
http://www.youtube.com/watch?v=1e65UOQLByc

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細かなミスはあれど、実は全選手で一番良い演技だったのではないかと私は思います。
本当に魔女になりきっていて、まさに全力の演技でした。
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今回はSP・FS共にヘアースタイルに驚かされましたが(笑)
レオノワ選手の演技が本当に生き生きしていて、すごく元気が出ました。
これからのロシアを引っ張っていく選手になりそうですね。


FS5位のアリッサ・シズニー選手。
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上位陣では唯一転倒がありましたが、転倒後は大きなミスなく、最後まで素晴らしい演技でした。
今季のシズニー選手は、スピンとスパイラルで他を圧倒していました。
今回も、スピン・スパイラルで高いGOE加点を獲得しています。
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申し訳ない話ですが、私はシズニー選手に詳しくなく、まともに演技を観たのは今季が初めてでした。
スケーティングの質は荒川静香さんに似ているような印象を受けましたが、
実際、とても滑らかな滑りで、見ていてうっとりしますね。


FS6位の浅田真央選手。
イタリア放送 浅田真央 フリー 世界選手権2011 Mao Asada Free WC 2011
http://www.youtube.com/watch?v=HcH1XpqFYvY

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うーん、後半の2A-3Tは別として、冒頭3AがDG(1/2以上の回転不足)というのは・・うーん
CCoSpではバランスを崩してしまったものの、残る2つのスピンはきっちりレベル4を獲得、
またステップも、あれほどSSが落ちた状態でレベル3に加点も0.5以上獲得できています。
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演技に対する感想は昨日の記事で概ね書いたので割愛しますが、
心に響く演技という意味では、もっとも素晴らしい演技だったと私は思います。
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震災後に食が細くなり、4~5キロ体重が落ちてしまった真央選手。
最終的にメンタル的にも体調的にも調子を上げることができなかったことは悔やまれますし、
同じ状況でも安藤選手や村上選手はモチベーションを下げずにきましたから、
繊細すぎる、メンタルが弱いと責める人はいるかもしれません。
ですが、私は決して真央選手が心の弱い選手だとは思いません。

真央選手は3Aからもルッツからも逃げず、最後まで転倒もなく、取れるレベルはきっちり取りました。
体重が落ちてしまったことも信夫コーチが語ったことであり、本人は一切言い訳はしていません。
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信夫コーチも久美子コーチもとても穏やかな表情ですね。
今季は想像以上に早いペースで、私たちにスケートの上達ぶりを見せてくれた真央選手。
彼女の挑戦はまだ始まったばかりです。
オフシーズンで英気を養って、来季また元気な姿を見せてほしいと思います。
本当に、素晴らしい演技をありがとうございました。


最後に、FS7位の村上佳菜子選手。
■イタリア放送 村上佳菜子 フリー 世界選手権2011 Murakami Free WC 2011
http://www.youtube.com/watch?v=HEJwBtPexMg

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3Fがすっぽ抜けてしまいましたが、それ以外は素晴らしかったと思います。
またしてもセカンド3TでUR(中間点)を取られていますが・・うーん・・
でも、昨日より堅さがとれ、よく動けていたと思います。
モチベーションを下げることなく、よく頑張りました。
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ちょっと気になったんですが、村上選手の曲ってあんなに「シャキーン」って効果音入ってましたっけ?(笑)
振付がこの効果音にピッタリ合っていて、とてもよかったと思います。
少々ほろ苦い世界選手権デビューとなりましたが、村上選手の頑張りで来季の出場枠を3つ獲得できました。

※5/2修正
3人出場している場合は、上位2名で出場枠が決まるとのご指摘を受けました。
なので、村上選手の成績は枠取りに関係していません。間違ったことを書いてしまい申し訳ありません。

来季の世界選手権にも出場できるよう頑張ってほしいですね。


ようやく長いシーズンが終わりを告げます。
まず、代替開催してくださったロシア・モスクワのみなさん、本当にありがとうございました。
色々な意味で歴史と記憶に残りそうな大会になりましたね。
今は一刻も早く、キムヨナ選手が引退を表明してくれることを心から祈ります。

さあ今夜はエキシビション!
上位入賞者の演技を堪能しましょう!!
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by chi-chan0322 | 2011-05-01 19:12 | フィギュアスケート
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