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マロマユな日々~チワワとの妄想生活~
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【素人ファンのぼやき】タラソワプロの魅力について考える
今回はタチアナ・タラソワさんが手掛けるプログラムについて、ちょっと考えてみます。
と言っても、私が見たことがあるのは浅田真央選手と高橋大輔選手のプログラムくらいなので、
ほとんど真央選手のプロを基準に話を進めることになりますが、悪しからず。
まぁプログラムというより、タラソワさんと真央選手の関係性のようなものに関して書いていきます。
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※注意※
また、気持ちの良い内容にはならないと思うので、素直な気持ちでフィギュアを見たい!という方は
この【素人ファンのぼやき】を読まないことをおススメします。
(せっかくこのブログを見て下さっているのに大変失礼かと思いますが(汗)すみません。)
参考までに、こちらの記事の「私の立ち位置」についてご一読下さい。





前回の【素人ファンのぼやき】記事の時に少し触れたんですが、
先日の村上佳菜子選手のプログラムの振付をタラソワさんが担当したという話題に関して、
スケートファンやアンチは、新プロ情報ということ以上の反応がありました。
私にはその反応はタラソワさんに向けられたものだと感じました。

真央選手がこれまで演じてきたプログラムを見る限り、タラソワさんのプログラムというのは、
技と技のつなぎ満載、超絶技巧、(楽曲的に)難解なイメージがあります。
高橋選手のプログラムはわりとわかりやすい楽曲も使っていたようですが…

Daisuke Takahashi SP 2004-2005 Wolrd
※埋め込み無効のため、こちらのURLからどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=_jZ9uY0edME

しかしながら、あまりの難解さから、タラソワプロは度々批判されてきました。

真央選手に関して言えば、「仮面舞踏会」や「鐘」は、『イメージに合わない』『暗い』
など、初披露当初は散々な言われ様でした。
まぁこれは真央選手に対する一方的なイメージの押しつけがほとんどだったと思いますが。

もう一つ、なぜかタラソワプロに関する批判でいつも出てくるのが『単調』という言葉です。
確かに「仮面舞踏会」や「鐘」、昨季の「タンゴ」なんかは曲調が一本調子なところはありましたし、
とにかく、楽曲の知名度が低かったように思います。

一方で、タラソワプロは「スルメプロ」と言われ、噛めば噛むほど味が出るスルメのように、
見れば見るほど魅了され、その良さがわかるプログラムとして高評価を得ています。
実際、真央選手のファンということを差し引いても、真央選手のプロは何度でも見たいと思わせるものです。

なぜタラソワプロに対する見る側の評価がこのように分かれるのか。

それは単にプログラムの問題ではなく、真央選手の成績、成長過程が関係していると思います。
長くなりそうですが、順を追って考えてみます。

真央選手が初めて世界女王になった2007-2008シーズン。
この年、タラソワさんが手がけたSP「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア」で
真央選手の新しい一面が開花したと言っても過言ではないでしょう。
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可憐な少女から、高貴で上品な女性へ。
真央ファンの中でこのプログラムが一番好きだと言う方も多いのではないでしょうか。
そしてこのシーズンの成績は、GPS2戦優勝、GPF2位、全日本・四大陸・世界選手権で優勝と素晴らしいものでした。

そしてタラソワさんがコーチとして真央選手についた2008-2009シーズン。
この年、ルッツのエッジ判定やセカンド3LoのDGが激化し、SPが鬼門となりました。
しかしながら、FSでは2度の3Aの導入や、苦手なサルコウ、ルッツも取り入れ、
さらに「仮面舞踏会」というこれまでの真央選手に無かったイメージのプログラムに挑戦しました。
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前シーズンとは打って変わり、この「仮面舞踏会」に対しては『単調』『重い』などの否定的な意見が多く見られました。
この年はマスコミからの攻撃もさらに激化し、『重い』にも関わらず『子どもっぽい』と批判される中、
GPFで見事に2度の3Aを決め、2度目優勝を遂げました。
世界選手権では表彰台に上がれなかったものの、後の国別対抗戦では完璧な演技を披露し、
真央選手は「仮面舞踏会」を自分のものにし、誰にも文句は言わせませんでした。
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しかしながら、このシーズンあたりから「スロースターター」というイメージがついてしまったように思います。
(以前はどうだったか知りませんが)

五輪シーズンであった2009-2010シーズン。
タラソワプロの中で最も叩かれたであろうと思われるプログラム「鐘」。
前シーズン決めまくっていた3Aを含め、ジャンプがほとんど決まらず、あまりの完成度の低さに批判が相次ぎました。
「仮面舞踏会」以上に重厚で壮大すぎるテーマを見る側が受け入れられない状態だったのでしょう。
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また、SPは前シーズンのFS「仮面舞踏会」をリメイクしたものであり、
この年から本格的に取り入れたSPでの3Aもなかなか決まらず、またしても批判の嵐。
EXの「カプリース」の評判の良さから、SPを交換してはどうか?という意見まで出ました。
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しかし、真央選手はプログラムを変更することなく、最終的に「仮面舞踏会」も「鐘」も見事に完成させました。
あれだけファンからも無謀と言われていた挑戦を見事に成し遂げたわけです。
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こうして真央選手はいつもタラソワプロを最後には必ず完成させ、
「最初はどうかと思ったけど、素晴らしいプログラムだ」と見る側に思わせてしまうのです。

昨季の「愛の夢」も出だしはハッキリ言って最悪でしたが、「鐘」ほど叩かれなかったのは
「愛の夢」が実に真央選手らしい、真央選手にピッタリなプロだったからではないでしょうか。
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タラソワプロはいつも真央選手の新しい面を引き出すものであり、
私たちの期待をいつも(良い意味で)裏切り続けてきました。
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また、楽曲も決して分かりやすいものではなく、単調と捉えられがちな曲調の中にも激しい躍動があり、
それを感じ取れなければその良さがわからないものが多かった。
でも、最後には真央選手自身が必ず私たちを納得させる演技を見せてくれ、
それがいつも最高のプログラムとして私たちを魅了するのではないでしょうか。

まぁあとは好き嫌いになっちゃうんで、みんながみんなそうだということではありませんが(汗)
少なくとも、私は真央選手の「成長するプログラム」が好きでなりません。

そして2011-2012シーズン。
これまで真央選手のイメージが強かったタラソワプロに村上選手が加わるわけです。
きっと村上選手の新たな一面を引き出してくれるプログラムなのでしょう。
どんなプログラムなのか純粋に楽しみです。
そして見る者にそれがどう評価されるのか。真央選手の時とは何か違うのか。
いずれまた記事にしたいと思います。


しかしながら、ここまでの真央選手の経歴からしても、
私なんかは単純に、真央選手は最後にはほぼ必ず良い成績を収める素晴らしい選手だと思ってしまうのですが、
これはフィギュアスケートという競技をどう捉えているかで全く印象は違うと思います。

私は、フィギュアスケートというのは、試合を重ねるごとにプログラムを改良し、難度を上げ、練り上げて
世界選手権やオリンピックで完成させ、完璧に演じ、良い成績を収める競技だと思っているのですが、
もちろん、それまでの試合が捨て試合なわけではなく、その時点で最高の演技をするものだと考えています。

一方で、スポーツであるならば、『いつ何時も己の最高の技術で挑む』という考えからすれば、
シーズン初旬からすでにプログラムは完成されているべきであり、
最初から最後まで良い演技で良い成績を収めるべきであるという考え方もあります。
野球やサッカーでもそうですよね。いつもいつでも勝ってほしいもの。
私も勝敗にはこだわるので、いつだって良い演技で優勝してほしいと思ってます。
まぁでも実際は調子が悪ければ良い成績であるわけもなく、そこで葛藤するわけですが。
この観点からすると、スロースターターである真央選手は、そういった意味では批判の対象になるのでしょう。
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しかしながら、実際のフィギュアスケートはルールや採点の傾向は毎年微妙に異なるわけで、
初めから高難度のプログラムを完璧に用意することは採点から言ってもまず不可能であり、
シーズン通して高難度・好成績を揃えられる選手はほとんどいません。
ここ数年は、難度を落として完成度を高めることで成績を十分維持できますが、
私はそれは邪道だと思う反面、成績にこだわる姿勢としてはアリだとは思うという葛藤に苛まれます。
でも、GPSや地方大会を感覚的に調整試合としている選手がいるのも事実だと思います。
なぜなら、個人のタイトルとして残るのは、国内選手権や世界選手権だからです。
これらの選手権で良い成績を収めるために段々調子を上げていく選手がほとんどだと思います。

まぁこういった議論に結論などないのですが、
もし真央選手が、シニアデビュー時のように他を寄せ付けない高難度プログラムで
いつもいつでも素晴らしい演技で勝ち続けていたら…まぁそれはそれで好きになっているでしょうが(笑)
苦難をひとつひとつ乗り越え、達成した時の真央選手の笑顔を見たいというのが私の本音です。
だって初めから全部うまくいくなんて、やっぱりつまらないですから。
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何かタイトルと違うまとめになっちゃいましたが、「ぼやき」なんで許して下さいね~(笑)

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by chi-chan0322 | 2011-08-08 17:13 | フィギュアスケート
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