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マロマユな日々~チワワとの妄想生活~
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2008-2009シーズンを考察してみる 女子シングル ~五輪への序章~
今回は女子シングル2008-2009シーズンの考察です。
このシーズンでは、FSのスピンが4つから3つに減りました。
黒抜きになっている選手は、このシーズン、GPS、四大陸、欧州、世界選手権には出場していません。
といっても、残るは村上佳菜子選手だけですね。
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2006-2007シーズンはこちら
2007-2008シーズンはこちら

※注意※
この記事は「ぼやき」記事に類似しますので、閲覧時はご注意願います。
(せっかくこのブログを見て下さっているのに大変失礼かと思いますが(汗)すみません。)
また、非常に長い記事なので、お時間があるときにご覧下さいませ。






※はじめに※
記事中で使用する記号、基礎点、GOEによる加減点については詳しく説明しませんので、以下を参照してください。
◆Wikipedia フィギュアスケートの採点法

また、要素の基礎点や要素数、レベルの基準等はシーズンごとに異なる場合があります。
よって完全な比較をすることは不可能なので、この考察はあくまでそういう傾向があるという感覚でご覧ください(笑)
私もなるべくそういう感覚で記事を書きます(笑)(笑)

要素の表記の仕方ですが、私個人の好み(笑)の問題で、コンビネーションジャンプは「-」で表記します。
(本来は「+」表記ですが、あくまで好みの問題です(笑))
また、「+COM」は「+COMBO」の意味です。
「+SEQ」「+COMBO」は以下のリンクに分かりやすく書かれているので、参照して下さい。
◆フィギュアスケート資料室 ※「用語辞典」をクリック
◆Yahoo!知恵袋 「ザヤック SEQ COMB」 ※解答部分が参考になります。

最後に大事なことを1つ。
現採点法で問題となっている回転不足判定やエラーエッジ判定の正当性に関しては論じないことにします。
私は採点に疑問は持ってはいますが、この議論を始めるときりがないし、
この考察は(特に過去のものほど)実際の演技を確認せずに行っているので、大きなことは言えません(汗)
よって、これらの判定については正しいという前提で話を進めます。
(といっても、本音が漏れることはあると思います(笑))

画像はクリックすると拡大されるはず(汗)ですので、見難い場合は画像をクリックしてみてください。
拡大されないものについては、画像URLを貼っておきますので、そちらを参照してください。
間違いがある場合は是非ご指摘ください。よろしくお願いします。


はじめに、2008-2009シーズンに現世界ランキングトップ10名が出場した大会と結果をざっとご紹介します。
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このシーズンは、浅田真央選手が2度目のGPF優勝を果たした年でしたね。
そして、キム・ヨナ選手が初めて世界女王になった年でもありました。
あーどうしてもこの2人に注目してしまいますねぇ…

Wikipedia調べですが、各選手の使用楽曲はこちら。
村上佳菜子選手は参考まで。
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まずはSPの要素確認から。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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ざっとみて、全体的にミスが多いような感じがしますね。
特にカロリーナ・コストナー選手は、前シーズンで全て決まっていた3F-3Tが決まらず、
3F-2TにしてもなおGOEはマイナスになっています。
しかしながら、安藤美姫選手は前シーズンは決まらなかった3Lz-3Loを入れ続け、1度成功しています。
キム選手はSP全勝と素晴らしい成績です。

続いてPCS。
PCSの概要とSS基準方式の評価範囲はこちら。
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SS基準方式の詳細ついては、お手数ですが、こちらの記事をご覧ください。

※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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前シーズンと比べると「-SS」評価は随分厳しめな感じがしますね。
うーん何というか、ちょっと「-SS」に関してはコメントしにくいですね(汗)
PCS自体は、30点を超えているのはキム選手と真央選手だけです。

続いてFSの要素確認です。
※かなり見づらいのでこちらを参照することをオススメします。
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先に訂正を1つ。
安藤選手のGPFの順位が2位になっていますが、5位の間違いです。すみません。
しかしながら、このGPSの4Sが現時点で安藤選手の最後の4回転ジャンプとなっています。
一方、セカンド3回転をいったん捨て、2度の3Aを取り入れた真央選手。
しかしその3Aはもろ刃の剣であることがよくわかりますね。苦渋の選択だったと思います。

次はPCSです。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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SP同様、特にコストナー選手の「-SS」はかなり厳しいですね。
世界選手権のキム選手の演技はスタオベ級の評価を得ています。
アリッサ・シズニー選手もミスが多かった割には「良い」評価です。

次は各項目の平均点と、参考として最高点を集計してみます。
計算間違い等ありましたらご指摘ください。
まずはSPの技術点から。
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ついにキム選手の独壇場となりました。
前シーズンの約2倍のGOEを得ています。それだけ技を磨いたということでしょう。
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基礎点ではシニアデビューしたレイチェル・フラット選手がトップですね。
GOEはやはりキム選手がダントツです。
真央選手はGOEこそキム選手の次に高いですが、3Aの失敗やDGが響き、基礎点はやや低めです。

次は、ジャンプ、スパイラル、ステップ、スピンについて見て行きます。
まずはジャンプから。
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基礎点もGOEもキム選手がダントツですね。
前シーズンまで最高点はトップだった真央選手ですが、3F-3Loと3Lzがどちらも決まったという試合がなく、
かなり厳しい点数となってしまっています。
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FSはTESと同様、基礎点はフラット選手、GOEはキム選手がトップです。
ですが、キム選手については前シーズンより基礎点が約2点ほど下がっていますね。
原因はおそらく苦手な3Loを2Aに変更したことでしょう。
ちなみにキム選手がFSで3Loを跳んだのはこのシーズンが最後です。

SPでは跳ぶジャンプが決められているので、そこに着目してまとめてみました。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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キム選手以外はセカンド3回転が1度はDGとなっている選手ばかりですね。
さらに驚くのは、キム選手はフリップジャンプにeや!が付いているにもかかわらず、平均GOEはプラス評価です。
まぁ、e判定時は必ずしもマイナス評価する必要はなかったはずなので、
エッジを考慮しても、それだけ美しいジャンプだったということでしょうか。
真央選手のセカンド3Loの認定はこれが最後だったと記憶しています。
単独ジャンプはDGがなかったフラット選手が基礎点トップ、GOEはキム選手がトップです。
しかしながら前シーズンに比べ、単独ジャンプのDGが多いですね…
アクセルは平均・最高共に真央選手がダントツですね。
前シーズン最高はトップだったキム選手はイマイチGOEは伸びていないようです。

続いて回転不足の判定について。SPとFSまとめていきます。
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先ほども言いましたが、セカンド3回転のDGが多いですね。
そして安藤選手はFSでかなりのDGを受けています。
前シーズン1つもDGがなかったキム選手も5回と真央選手と同じく多いです。

e判定についてもまとめてみました。
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先にまた訂正が(汗)
フラット選手のSPのフリップジャンプのeは0回です。すみません。
鈴木明子選手はこの頃からルッツにもフリップにもエラーが出ていたんですね。
しかしどちらもエラーエッジってどういうことなんでしょうね?不思議です。
真央選手のルッツは5回のうち3回はeを取られないほどこの時点で修正できていたようです。
しかし、FSではルッツをはずしてきました。

次はスパイラル、ステップ、スピンについて。どのレベルを何回取ったかもまとめています。
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スパイラルはやはりアリッサ・シズニー選手ですね(笑)
しかし最高GOEにはキム選手も並んでいます。あの見た目にしては随分高い評価です。
ステップもついに真央選手を抜き、単独でトップです。
スピンはこれもやっぱり(笑)シズニー選手がダントツですが、次点にはキム選手がつけています。
キム選手のこのシーズンのスピンは特にトラベリング(軸がずれていくこと)はひどいように見えたんですがねぇ…
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FSもSPとさほど変わりませんね。
ですが、ステップは真央選手の評価が高いです。あの仮面舞踏会のステップを評価しないわけにはいかないでしょう。

技術点は以上です。
ここからはPCSになります。SPから見て行きます。
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これまたキム選手の独壇場です。前シーズンからかなりの伸びを見せています。
ミスの多かった真央選手は次点とは言え、いまいち伸びていません。
続いて、TR、PE、CH、INです。
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キム選手が全ての項目を総なめにしていますね。8点台が出ているのもキム選手だけです。
「-SS」評価では安藤選手の評価がやや厳しい感じがします。
対して、フラット選手はPCS自体は低めなものの、「-SS」はかなり高評価です。
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FSも同じですね。
SSは真央選手がかなりつめてはいるものの、総合で大差がついている感じです。
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INの色付けを忘れていますが(汗)、こちらもSP同様、キム選手の独壇場です。
しかし気になるのはTR。
キム選手のこのシーズンのFSを見直してみたのですが、「-SS」が真央選手より良いというのは納得がいきません。
そもそもキム選手の当時のプログラムは要素と要素のつなぎは上半身だけの動きが多く、
またクロスカットも多いため、TRの定義からすればあまりよしとされないはずです。
一方真央選手は多すぎるほど様々なステップや振付が組み込まれているため、
要素で失敗することで確かに曲に遅れたりといったことは多かったかもしれません。
しかし、そもそもつなぎが少ないキム選手と、つなぎが多い真央選手を同じ物差しで比べるというのはどうなんでしょうか。
とにかくTRに関してはあまり納得できません。
しかしながら、DGやeが導入されてから、演技中どことなく不安げな表情なのは気になりました。
そういう面が「-SS」に響いていたのかもしれません。

さて、これまでで算出したSPとFSの平均と最高点を合計してみます。
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平均では190点、最高では200点を唯一超えたキム選手。すごいですね。
私には難度も、見た目の出来栄えも、SSも、表現も、前シーズンと比べてここまで良くなったと思えませんが、
実際はこうして点数はどんどん伸びていくわけです。

真央選手はシーズン後半は芳しくなかったものの、次点とやはり高い実力を持っています。
しかしこのシーズンはとても苦しかったと思います。
ああ、どうしても真央選手とキム選手を比較してしまう私を許して下さい(汗)


次回は2009-2010シーズン 女子シングルです!お楽しみに☆ミ


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by chi-chan0322 | 2011-09-06 23:59 | フィギュアスケート
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