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マロマユな日々~チワワとの妄想生活~
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2009-2010シーズンを考察してみる 女子シングル ~そして銀河点へ~
今回は女子シングル2009-2010シーズンの考察です。
このシーズンは、バンクーバー五輪が開催され、キム・ヨナ選手が驚異的な点数で優勝した年です。
私が採点に初めて疑問を持ったシーズンでもあります。
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2006-2007シーズンはこちら
2007-2008シーズンはこちら
2008-2009シーズンはこちら

※注意※
この記事は「ぼやき」記事に類似しますので、閲覧時はご注意願います。
(せっかくこのブログを見て下さっているのに大変失礼かと思いますが(汗)すみません。)
また、非常に長い記事なので、お時間があるときにご覧下さいませ。





※はじめに※
記事中で使用する記号、基礎点、GOEによる加減点については詳しく説明しませんので、以下を参照してください。
◆Wikipedia フィギュアスケートの採点法

また、要素の基礎点や要素数、レベルの基準等はシーズンごとに異なる場合があります。
よって完全な比較をすることは不可能なので、この考察はあくまでそういう傾向があるという感覚でご覧ください(笑)
私もなるべくそういう感覚で記事を書きます(笑)(笑)

要素の表記の仕方ですが、私個人の好み(笑)の問題で、コンビネーションジャンプは「-」で表記します。
(本来は「+」表記ですが、あくまで好みの問題です(笑))
また、「+COM」は「+COMBO」の意味です。
「+SEQ」「+COMBO」は以下のリンクに分かりやすく書かれているので、参照して下さい。
◆フィギュアスケート資料室 ※「用語辞典」をクリック
◆Yahoo!知恵袋 「ザヤック SEQ COMB」 ※解答部分が参考になります。

最後に大事なことを1つ。
現採点法で問題となっている回転不足判定やエラーエッジ判定の正当性に関しては論じないことにします。
私は採点に疑問は持ってはいますが、この議論を始めるときりがないし、
この考察は(特に過去のものほど)実際の演技を確認せずに行っているので、大きなことは言えません(汗)
よって、これらの判定については正しいという前提で話を進めます。
(といっても、本音が漏れることはあると思います(笑))

画像はクリックすると拡大されるはず(汗)ですので、見難い場合は画像をクリックしてみてください。
拡大されないものについては、画像URLを貼っておきますので、そちらを参照してください。
間違いがある場合は是非ご指摘ください。よろしくお願いします。


はじめに、2009-2010シーズンに現世界ランキングトップ10名が出場した大会と結果をざっとご紹介します。
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迷ったんですが、バンクーバー五輪は入れませんでした。(超インフレ大会だったので…)
このシーズンは、本当に色々ありましたね…本当に。

Wikipedia調べですが、各選手の使用楽曲はこちら。
村上佳菜子選手は参考まで。
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まずはSPの要素確認から。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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う~ん、なかなか厳しいというか、どの選手も波がありますね。
五輪シーズンなせいか、真央選手以外は世界選手権でかなり調子を落としている感じがします。

続いてPCS。
PCSの概要とSS基準方式の評価範囲はこちら。
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SS基準方式の詳細ついては、お手数ですが、こちらの記事をご覧ください。

※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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うーんこれまた、真央選手の「-SS」評価は納得できませんね。
まずTRはその定義からして、真央選手の「-SS」がキム選手のそれより低いのはおかしいです。
少なくとも世界選手権は真央選手にミスはなかったから、振付が曲に遅れたりすることはなかったはず。
にも関わらず、スピンやスパイラルの失敗で演技が途切れたキム選手より劣っていたという評価。
しかもそもそもPCSが僅差というのもどうなんでしょうか。
あのキム選手の演技が「技術を別にしても素晴らしい演技」だったと言えるのでしょうか。

続いてFSの要素確認です。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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すみません、もう真央選手とキム選手にしか目がいきません(汗)
真央選手はDGに負けず、ずっと3Aに挑み続けました。DGにもめげずに。
そしてやはり世界選手権のFSだけは絶対に納得できません。
我慢できないので、この動画を貼っておきます。

真央とヨナの演技を採点付で完全比較! フィギュアスケートが死んだ日
http://www.youtube.com/watch?v=2kzYTeV6H_A


次はPCSです。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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何と、真央選手の世界選手権の演技は、「まあまあ以下」という評価です。
ジャンプが全く決まらなかったロシア杯では、特にTRはかなり「良い」演技と評価されたのにもかかわらず、です。
見た目上の大きなミスはなかったはずです。3AのDGだけでここまで低い評価になるんでしょうか?
そもそもPCS自体あのキム選手より低いというのが納得できません。
主な要因はSSの差になると思いますが、先に貼った動画で見比べても
スピード感やエッジワークにPCS約2.5点もの差を感じるでしょうか?私にはそうは思えません。
まったくもって不可解です。

次は各項目の平均点と、参考として最高点を集計してみます。
計算間違い等ありましたらご指摘ください。
まずはSPの技術点から。
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前シーズン同様、レイチェル・フラット選手の基礎点の高さでその潜在能力が感じられますね。
それ以外の項目はやはり全てキム選手がダントツです。
全体的に基礎点は下がっている感じがしますが、GOEは全選手上がっています。
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FSは平均基礎点は鈴木明子選手がトップです。
ジャンプのDGの少なさや、スピンなどでの確実なレベル取りの賜物だと思います。
そして、最高基礎点は真央選手が返り咲きです。
GOEは言うまでもないですね。ちょっと飽きてきました(笑)

次は、ジャンプ、スパイラル、ステップ、スピンについて。
まずはジャンプから。
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五輪以外で3Aが認定されなかった真央選手は基礎点が最下位になってしまっていますね。
やはり3Aというのは両刃の剣…スローでわかるかどうかの微妙なDGが真央選手を苦しめました。
フラット選手の基礎点、高いですね~!素晴らしいです。
前シーズンと比べると、キーラ・コルピ選手が基礎点、GOE共にぐっと上がっていますね。
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前シーズンと同じような感じですが、難度を上げずに完成度で勝負したキム選手、安藤選手あたりは
基礎点が平均、最高共に下がっていますが、代わりにGOEはしっかり上がっています。
最高点では真央選手も次点についています。

SPで決められているジャンプ要素についてまとめてみました。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。ちらを参照して下さい。
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ばらつきはありますが、コンビネーションジャンプはついにキム選手がトップになりましたね。
他の選手は跳んでも認定されない、もしくはうまく跳べない状態です。
そして最高GOEはどれもキム選手がトップですね。これでもかってくらいに。

続いて回転不足の判定について。SPとFSまとめていきます。
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前シーズン同様、平均的にDGが多めです。
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一方でeがつく選手は少なくなりましたね。
真央選手はSPのルッツの導入をやめ、安藤選手はFSにフリップの導入をやめました。
五輪シーズンでしたし、やむを得ない選択だったと思います。

次はスパイラル、ステップ、スピンについて。どのレベルを何回取ったかもまとめています。
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スパイラル、スピンのGOEはやはりアリッサ・シズニー選手がトップです(笑)
ここまでGOEがお決まりのようにトップだったキム選手はスパイラル以外はいまいちですね。
ステップはカロリーナ・コストナー選手がダントツで、しかもレベル4を獲得しています。
鈴木選手もステップでレベル4、GOEも素晴らしいです。
真央選手はスピンを頑張ったようですね。スパイラル、ステップでも高い評価です。
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FSはけっこうばらつきがありますね。
平均でも最高でも真央選手のステップが一番評価されているのに、PCSはああなんですよね…うーん。
スパイラルのGOEも、どこを評価しているのかさっぱりわかりません。
スピンは鈴木選手が基礎点トップです。GOEはやはりシズニー選手がダントツですが(笑)

技術点は以上です。
ここからはPCSになります。まずはSPから。TR、PE、CH、INも一気にいきます。
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ついにSS平均も8点超えしましたね~すんごいですね。
次点はやはり真央選手ですが、最高点で8点台に乗ることはありませんでした。
SSを始めとするPCSは実績と他選手との相対評価を元に、あとはその日の選手の調子でつけられているのは明らかです。
それを考慮しても、キム選手と真央選手や安藤選手、コストナー選手などスケーティングが良く見える選手と
なぜここまで差が開くのか?素人にはわからない世界なんでしょうかね。
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何かこうなってしまうと、「-SS」って単なる気休めにしかならないなぁと思います。
ついこないだのモスクワワールドもそうでしたが、PCS自体がこんなに高いと、
「-SS」評価でジャッジの思惑を知ったところでどうにもならないというか…
むしろこのシーズンの真央選手に対する「-SS」評価は不可解ですし。

何だかぼやきばかりになってしまいましたが(汗)
これまでで算出したSPとFSの平均と最高点を合計してみます。
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前シーズン同様、平均では190点、最高では200点をキム選手が唯一超えています。
ただ、真央選手がFSの差を縮めてきています。底力を感じますね。

次回は2010-2011シーズン 女子シングルです。
この後、最終回として2006-2011のまとめをしたいともいます。お楽しみに☆ミ


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by chi-chan0322 | 2011-09-07 23:53 | フィギュアスケート
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