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マロマユな日々~チワワとの妄想生活~
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2007-2008シーズンを考察してみる 男子シングル ~高橋の躍進~
今回は男子シングル2007-2008シーズンです。
このシーズンは織田信成選手が謹慎につき1シーズン欠場を余儀なくされました。
トマシュ・ベルネル選手のこの衣装は伝説の(笑)衣装ですね!
黒抜きになっている選手は、このシーズン、GPS、四大陸、欧州、世界選手権には出場していません。
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2006-2007シーズンはこちら

※注意※
この記事は「ぼやき」記事に類似しますので、閲覧時はご注意願います。
(せっかくこのブログを見て下さっているのに大変失礼かと思いますが(汗)すみません。)
また、非常に長い記事なので、お時間があるときにご覧下さいませ。





※はじめに※
記事中で使用する記号、基礎点、GOEによる加減点については詳しく説明しませんので、以下を参照してください。
◆Wikipedia フィギュアスケートの採点法

また、要素の基礎点や要素数、レベルの基準等はシーズンごとに異なる場合があります。
よって完全な比較をすることは不可能なので、この考察はあくまでそういう傾向があるという感覚でご覧ください(笑)
私もなるべくそういう感覚で記事を書きます(笑)(笑)

要素の表記の仕方ですが、私個人の好み(笑)の問題で、コンビネーションジャンプは「-」で表記します。
(本来は「+」表記ですが、あくまで好みの問題です(笑))
また、「+COM」は「+COMBO」の意味です。
「+SEQ」「+COMBO」は以下のリンクに分かりやすく書かれているので、参照して下さい。
◆フィギュアスケート資料室 ※「用語辞典」をクリック
◆Yahoo!知恵袋 「ザヤック SEQ COMB」 ※解答部分が参考になります。

最後に大事なことを1つ。
現採点法で問題となっている回転不足判定やエラーエッジ判定の正当性に関しては論じないことにします。
私は採点に疑問は持ってはいますが、この議論を始めるときりがないし、
この考察は(特に過去のものほど)実際の演技を確認せずに行っているので、大きなことは言えません(汗)
よって、これらの判定については正しいという前提で話を進めます。
(といっても、本音が漏れることはあると思います(笑))

画像はクリックすると拡大されるはず(汗)ですので、見難い場合は画像をクリックしてみてください。
拡大されないものについては、画像URLを貼っておきますので、そちらを参照してください。
間違いがある場合は是非ご指摘ください。よろしくお願いします。


はじめに、2007-2008シーズン、現世界ランキングトップ10名が出場した大会と結果をざっとご紹介します。
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全体的に波のあるシーズンだったようですね。
前シーズン全勝だったブライアン・ジュベール選手は、GPS2戦目で体調を崩し、
欧州選手権には間に合って調整したものの、この年の世界王者はジェフリー・バトルさんとなりました。
前シーズンから好調だった高橋大輔選手は、四大陸選手権のFSで当時の世界最高得点を叩き出し、
このまま勢いに乗るかと思いきや、世界選手権では惜しくも表彰台を逃しました。

Wikipedia調べですが、各選手の使用楽曲はこちら。
織田選手は参考まで。

SPの要素確認からいきます。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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パッと見、前シーズン同様回転不足を取られている選手は少ないですね。
ジュベール選手は引き続き4回転ジャンプを入れていますね。
そして、ジェレミー・アボット選手が4回転ジャンプに挑戦していますが、成功は1度だけのようです。

続いてPCS。
PCSの概要とSS基準方式の評価範囲はこちら。
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SS基準方式の詳細ついては、お手数ですが、こちらの記事か、女子シングルの考察をご覧ください。

※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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高橋選手の「-SS」がまっピンクです!(笑)
このシーズンのプログラムはあの「白鳥の湖」。高橋選手の代表作の1つでしょう。
競技用プログラムとしては異例のヒップホップ調の楽曲でしたが、ジャッジの評価は高かったようですね。
PEの「-SS」が+0.40とか!これはすごい評価ですよね。
アボット選手は技術面では失敗が多かったのに対し、「-SS」評価は安定して高めです。
ベルネル選手はノってくると高くなるようですね。

続いてFSの要素確認。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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小塚崇彦選手、チャン選手、ミハル・ブレジナ選手以外は皆4回転ジャンプを入れていて、
しかもほとんどが転倒でも回転不足は取られていません。

次はPCSです。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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SPに比べるとピンク=「良い」演技が少ないですね。小塚選手は特に厳しい…
ただ1人、GPS2戦目以降まっピンクなのがアボット選手!これまた素晴らしい評価です。

次は各項目の平均点と、参考として最高点を集計してみます。
計算間違い等ありましたらご指摘ください。
まずはSPの技術点から。
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前シーズンと同じような感じですが、高橋選手が平均の基礎点を上げてきています。
一方、ジュベール選手は40点台だった基礎点が40点を微妙に下回ってしまっています。
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FSはというと、高橋選手が圧倒的な強さを見せています!
アボット選手の平均基礎点も高いですが、GOEが伸びていません。
チャン選手もGOEは高橋選手に次ぐ高得点を獲得していますね。

次は、ジャンプ、スパイラル、ステップ、スピンについて見て行きます。
まずはジャンプから。
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基礎点はさすがのジュベール選手がトップ、GOEは高橋選手がトップです。
高橋選手は平均と最高点が同点なので、回転不足や転倒以外の失敗はなかったということになります。
しかし男子のSPはジャンプの基礎点が同点になることが多いですね。
4回転を入れない場合は、3Lzか3Fからのセカンド3T、単独3Lzか3F、そして3Aというのがパターンのようですね。
そういえばセカンド3Loを跳ぶ選手はいないんでしょうかね?
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FSではついに高橋選手が基礎点でジュベール選手を上回りました!
GOEではチャン選手がじわじわと差を埋めてきていますが、基礎点の差が圧倒的です。

SPでは跳ぶジャンプが決められているので、そこに着目してまとめてみました。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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4Tからのコンビネーションを入れていたジュベール選手ですが、GOEがイマイチ伸びていません。
コンビネーションジャンプ以外では基礎点は高橋選手と同点なので、GOEで大きく差が付いています。
アボット選手は3Aが不安定で苦労したようです。
前シーズンに比べてややミスやDGが増えてきている感じがしますね。

続いて回転不足の判定について。SPとFSまとめてどうぞ。
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エッジ判定に加え、DG判定も前シーズンより厳しくなった年でしたが、
女子に比べて男子は回転不足を取られる選手が少ないように思います。

この年から始まったエッジエラー判定について。
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小塚選手はこの頃フリップでe判定を受けていたんですね!知りませんでした。
ベルネル選手、ジュベール選手もe判定を取られています。

スパイラル、ステップ、スピンは、どのレベルを何回取ったかもまとめてみました。
SPとFSまとめていきます。
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SPのステップはベルネル選手が3度、高橋選手が1度レベル4獲得していますね。
GOEもこの2人のどちらかが高得点といった感じです。
スピンは基礎点ではアボット選手がトップですが、GOEは小塚選手がトップです。
FSは、ステップはGOEで高橋選手がダントツです。
しかし基礎点で大きな差はありません。
高橋選手とジュベール選手の差はFSのジャンプとスピンでついたように思います。

技術点は以上になります。
続いてPCSを見ていきます。まずはSPから。
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ついに平均、最高共に高橋選手がトップになりました。SSも、最高点では唯一の8点台です。
チャン選手、小塚選手は最高点でようやく7点台になりました。
次はTR、PE、CH、INです。
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高橋選手が全項目のトップを総なめにしています。
前シーズンなかなか評価が上がらなかったTRの「-SS」も「良い」評価を得ています。
PE、INはものすごいプラス評価です。
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FSも同じく、高橋選手の独壇場です。
チャン選手のSSが前シーズンより1点ほど上がっていますね。
しかしながら、SSで8点台が出たのは高橋選手とジュベール選手のみです。
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TR、PE、CH、INもSPと同じ感じですが、「-SS」評価は全体的にやや低めです。
それでも前シーズンよりはずっと評価が上がっていますね。

最後に、これまでで算出したSPとFSの平均と最高点を合計してみます。
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SPの基礎点以外はすべて高橋選手がトップという結果になりました。
特に最高点は、前シーズンのジュベール選手の得点より約20点ほど上回っています。
このシーズンの高橋選手の4回転と3Aの成功率は素晴らしかったです。
しかしこの後彼には試練が待ち受けているわけですが、それはまた次回以降のお話です。

次回は2008-2009シーズン 男子シングルの考察です。お楽しみに☆ミ


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by chi-chan0322 | 2011-09-15 23:53 | フィギュアスケート
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