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マロマユな日々~チワワとの妄想生活~
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2010-2011シーズンを考察してみる 男子シングル ~下剋上、はじまる~ ※9/20修正
今回はいよいよ最後、男子シングル2010-2011シーズンの考察です。
大きなルール変更としては、中間点(1/4以上1/2未満の回転不足)の導入とスピンのレベル判定、
男子ではSPから、2つあったステップのうち1つがなくなり、
FSでは2つめのステップがコレオステップとしてChSt1と表記され、基礎点固定のGOE評価となりました。
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2006-2007シーズンはこちら
2007-2008シーズンはこちら
2008-2009シーズンはこちら
2009-2010シーズンはこちら

※9/20 記載漏れおよびデータ誤りのため、修正

※注意※
この記事は「ぼやき」記事に類似しますので、閲覧時はご注意願います。
(せっかくこのブログを見て下さっているのに大変失礼かと思いますが(汗)すみません。)
また、非常に長い記事なので、お時間があるときにご覧下さいませ。





※はじめに※
記事中で使用する記号、基礎点、GOEによる加減点については詳しく説明しませんので、以下を参照してください。
◆Wikipedia フィギュアスケートの採点法

また、要素の基礎点や要素数、レベルの基準等はシーズンごとに異なる場合があります。
よって完全な比較をすることは不可能なので、この考察はあくまでそういう傾向があるという感覚でご覧ください(笑)
私もなるべくそういう感覚で記事を書きます(笑)(笑)

要素の表記の仕方ですが、私個人の好み(笑)の問題で、コンビネーションジャンプは「-」で表記します。
(本来は「+」表記ですが、あくまで好みの問題です(笑))
また、「+COM」は「+COMBO」の意味です。
「+SEQ」「+COMBO」は以下のリンクに分かりやすく書かれているので、参照して下さい。
◆フィギュアスケート資料室 ※「用語辞典」をクリック
◆Yahoo!知恵袋 「ザヤック SEQ COMB」 ※解答部分が参考になります。

最後に大事なことを1つ。
現採点法で問題となっている回転不足判定やエラーエッジ判定の正当性に関しては論じないことにします。
私は採点に疑問は持ってはいますが、この議論を始めるときりがないし、
この考察は(特に過去のものほど)実際の演技を確認せずに行っているので、大きなことは言えません(汗)
よって、これらの判定については正しいという前提で話を進めます。
(といっても、本音が漏れることはあると思います(笑))

画像はクリックすると拡大されるはず(汗)ですので、見難い場合は画像をクリックしてみてください。
拡大されないものについては、画像URLを貼っておきますので、そちらを参照してください。
間違いがある場合は是非ご指摘ください。よろしくお願いします。


2010-2011シーズン、現世界ランキングトップ10名が出場した大会と結果をざっとご紹介します。
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このシーズンはパトリック・チャン選手の、世界選手権でのものすごいPCSが話題となった年でした。
また、高橋大輔選手のハプニングも記憶に新しいところです。
小塚崇彦選手の成長も著しいですね!世界選手権でついに表彰台に乗りました。

Wikipedia調べですが、各選手の使用楽曲はこちら。
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まずはSPの要素確認からいきます。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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まず驚くのは、これまで1度も4回転ジャンプを入れていなかったチャン選手がいきなり入れてきたことです。
GPS初戦では転倒していますが、その後は全て着氷しています。
また、織田信成選手もGPFから4回転ジャンプを入れていますね。
そして、この年シニアに上がったアルトゥール:ガチンスキー選手も4回転組です。
トマシュ・ベルネル選手は世界選手権まで4回転を温存していました。

次はPCSです。
PCSの概要とSS基準方式の評価範囲はこちら。
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SS基準方式の詳細ついては、お手数ですが、こちらの記事か、女子シングルの考察をご覧ください。

※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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サミュエル・コンテスティ選手はすごいですね~ついにTRの「-SS」も「良い」演技となりました。
確かに、あのSPはとても素敵でしたよね。リンクに入った時から指揮者になりきっていました。
高橋選手、ジェレミー・アボット選手も「-SS」評価は安定感がありますね。
しかしながら、織田選手、小塚選手に対する評価が厳しい…厳しすぎません?(汗)

次はFSの要素確認をします。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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SP同様、チャン選手の4回転ジャンプを入れるのが初めてとは信じられませんね。最終的に2つ入れてますし。
小塚選手も、前シーズンは回転不足ばかりでしたが、だいぶ安定しています。
世界選手権でのミハル・ブレジナ選手には驚きましたよね!いきなり4T、4Sです。
織田選手は1シーズンで2度もザヤックルールにひっかかってしまい、詰めの甘さが露呈しました。

続いてPCSです。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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小塚選手にやっとピンクが!(涙)、いや、遅いくらいですよね。
全体的に「良い」が多い気はしますが、やっぱり織田選手、小塚選手には厳しい気がします。

次は各項目の平均点と、参考として最高点を集計します。計算間違い等ありましたらご指摘ください。
まずはSPの技術点からいきます。
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SPはチャン選手と織田選手の2大対決といった感じです。
高橋選手はGOEは素晴らしいですが、基礎点が伸びていません。
そして、これまで基礎点トップを取り続けていたジュベール選手が後退してしまいました。
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FSは小塚選手の安定感が素晴らしいです!GOEが素晴らしい!
平均は特にチャン選手と小塚選手が飛び抜けて高い感じですね。

次は、ジャンプ、スパイラル、ステップ、スピンについて。
※9/20追記
ジャンプの表を忘れていましたので追記します(汗)
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SPは平均基礎点はチャン選手、平均GOEは織田選手がトップ、最高点はその逆になっています。
ベルネル選手、ジュベール選手も最高基礎点はトップですが、GOEが伸びていません。
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FSはTES総合と全く同じ形ですね。
それにしてもこのシーズンの小塚選手のFSは安定していましたね。


SPでは跳ぶジャンプが決められているので、そこに着目してまとめてみます。
※クリックしても拡大されない場合はこちらを参照して下さい。
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コンビネーションジャンプでは、4T-3Tが入る選手が増えましたね。
ガチンスキー選手が平均基礎点でトップとなりました。
織田選手は本当にすごいGOEが出ますよね!素晴らしいです。
単独ジャンプは、4T-3Tの失敗も入っているので微妙ですが、
それを別にしても全体的にGOEが低い感じがします。
アクセルジャンプでは織田選手がこれまたものすごいGOEです。
一方、これまで安定して3Aを跳んでいた高橋選手はこの年は少々不安定だったようです。

続いて回転不足の判定について。SPとFSまとめてどうぞ。
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前シーズンDG判定が多かった小塚選手がSPは0、FSは1回だけです。
一方高橋選手はFSでかなりDGや中間点判定を取られています。
また、アボット選手はこれまであまりDGを取られないことが多かったのですが、今回は多めです。

次はエラーエッジ判定について。こちらもまとめてどうぞ。
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いきなり誤りが。SPのチャン選手のフリップのeが4となっていますが、0の間違いです。
前シーズンに引き続き、高橋選手のルッツにeがつきました。フリップにも1度ついています。
そして、これまでeがつかなかった織田選手のルッツにもeがついています。
チャン選手と小塚選手はうまく修正してこのシーズンはeなしです。

スパイラル、ステップ、スピンは、どのレベルを何回取ったかもまとめています。
SPとFSまとめてどうぞ。
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SPは、ステップはさすがに高橋選手がトップを守りましたね。
スピンは基礎点はやはり小塚選手がトップですが、GOEはチャン選手に軍配が上がりました。
高橋選手、ガチンスキー選手、ジュベール選手はスピンで苦戦したようです。
FSも、ステップは高橋選手がダントツ、スピンもSPと同じような結果です。
ただ、コレオステップのGOEがチャン選手がトップというのはちょっと…
コレオステップのGOEは表現面での評価のはずなので、チャン選手がこの高得点というのは私は納得できません。
まぁ好みの問題と言われればそれまでですが…

技術点は以上です。
次はPCSを見てきます。まずはSPから。
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PCS総合では高橋選手がトップですが、SSはついに平均、最高ともにチャン選手がトップになりました。
ジュベール選手のSSは8点台に乗りませんでしたね。
小塚選手もまだ8点台になりません。彼のスケーティングは玄人好みの美しいスケーティングのはずなんですがねぇ…
TR、PE、CH、INはどうでしょうか。
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TR最高でチャン選手がわずかに高橋選手を抜きましたが、それ以外はすべて高橋選手がトップです。
「-SS」もコンテスティ選手に次いで「良い」評価が多いです。
あの「マンボ」は確かに他選手とはレベルというか次元が違いましたよね。
シーズン後半は勢いがやや衰えてしまいましたが、ああいったプログラムは高橋選手にしかできないと思います。
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FSはチャン選手が飛び抜けてトップに立ちました。
SSの最高点はなんと9点台!高橋選手でも出すことのできていない点数です。
そして小塚選手がようやくSSで8点台が出ました!長い道のりでしたね(涙)
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TR、PE、CH、INは、チャン選手が全てトップです。
破格のSSから引き出されているため、これまたとんでもなく高い点数です。
しかし「-SS」は高橋選手やコンテスティ選手のほうが「良い」評価が多いですし、
ガチンスキー選手もなかなか「良い」評価を受けています。
ですが、女子の時も書いたように、ここまでPCSの点数自体で差が開いてしまうのなら、
「-SS」評価は正直気休めにしかなりませんね…

最後に、これまでで算出したSPとFSの平均と最高点を合計します。
※9/20修正
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平均、最高共にチャン選手がダントツとなりました。
突然の4回転導入と、元々持つスピンやステップのレベルの高さ、そして高いPCSで一気に上りつめましたね。
また小塚選手も成長著しい年となりました。

さて、これで2006年から2011年までの振り返りが終了しました。
女子に比べると、男子は変動が激しかったように思いますね。

次回は女子同様、これまでの総括をしたいと思います!お楽しみに☆ミ


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by chi-chan0322 | 2011-09-20 09:26 | フィギュアスケート
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