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マロマユな日々~チワワとの妄想生活~
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【素人ファンのぼやき】国際大会と国内選手権の採点を比較してみた~男子シングル~
随分と勿体ぶってきましたが(汗)
今回はタイトルの通り、国際大会と国内選手権との採点の比較をしていきます。
よーし調べよう!となったきっかけは、2/14(火)に日本経済新聞の電子版に掲載されたこちらの記事です。

コラム記事
日本経済新聞 小塚崇彦「4回転を計3度…未知なる世界へ」
小塚崇彦選手のコラムなのですが、前回のコラムに引き続き、なかなか興味深い内容になっています。
始めは4回転ジャンプについて語っているのですが、途中で国内選手権の点数の出方について言及しています。
まずはその部分を抽出してご紹介します。
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※かなり長い記事になりますので、お時間のあるときにご覧くださいませ。
  今回の記事のカテゴリを「考察」にするか「ぼやき」にするか迷いましたが、
 かなり私的感情が含まれそうなので、「ぼやき」記事にしました。

※注意※
また、気持ちの良い内容にはならないと思うので、素直な気持ちでフィギュアを見たい!という方は
この【素人ファンのぼやき】を読まないことをおススメします。
(せっかくこのブログを見て下さっているのに大変失礼かと思いますが(汗)すみません。)
参考までに、こちらの記事の「私の立ち位置」についてご一読下さい。





フィギュアの世界
小塚崇彦「4回転を計3度…未知なる世界へ」
2012/2/14 7:00

-中略-
■得点、もう少し出てほしかった

 地元の国体も「これは世界選手権だ」と自分に言い聞かせて臨んだので、緊張感のある練習はできたと思います。ただ、得点が残念でした。SP、フリーの合計249.82点。4回転を1度跳んで、きっちりと成功した全日本は計250.97点。どちらも正直、もう少し出てほしかったです。
 国内大会は一般的に得点が高く出ますが、日本はそれほどでもありません。そのことを強く感じたのは昨年の全日本、優勝した高橋大輔選手のSPでした。4回転―3回転の連続ジャンプを成功させたので、100点は超えると思ったら、96.05点でした。
 世界王者のパトリック・チャンは1月、計302.14点でカナダ選手権で優勝しました。「パーフェクト」といわれた、彼の昨年の世界選手権で優勝したときの得点は計280.98点でしたので、それを大きく上回っています。

■高得点で自国選手をアピール

 ロシアでも大盤振る舞いだったことがあります。バンクーバー五輪シーズンだった10年12月、3シーズンぶりに復帰したエフゲニー・プルシェンコに、ロシア選手権のSPで100.09点を出しました。
 「いくら何でも高得点すぎるでしょう。本当にそんなにすごいの?」
 そんなふうに首をかしげられてもいいんです。国内大会の得点は、国際スケート連盟の公式記録にはならないのだから。
 これはカナダ、ロシアのスケート連盟のアピールです。国内選手権は、各国の連盟が堂々と、自国の選手を世界にアピールできる場です。

■高得点の選手はジャッジの印象に残る

 スコアシートはインターネットを通じて世界中に流れます。「出すぎでは?」と思っても、国内大会で高得点が出ている選手は、ジャッジの印象に残ります。
 「厳しく採点された方が鍛えられる」という意見がありますが、選手やコーチは、自分の演技がどうだったかは自覚しているものです。
 こういう発言やこういう意見を好意的に思われない方もいるかもしれません。しかし、世界では、自分の意見をきちんと述べないと伝わらないこともあるんです。
-以下略-



このコラムは掲載当時かなり話題になりましたが、現役選手も私たちと同じように、
特に全日本に関してはシビアな点数だと感じているようですね。
そこで、本当に全日本はシビアなのか?他の国は甘いのか?を調べてみることにしました。

※はじめに※
記事中で使用する記号、基礎点、GOEによる加減点については詳しく説明しませんので、以下を参照してください。
◆Wikipedia フィギュアスケートの採点法

また、要素の基礎点や要素数、レベルの基準等はシーズンごとに異なる場合があります。
よって完全な比較をすることは不可能なので、この考察はあくまでそういう傾向があるという感覚でご覧ください(笑)
私もなるべくそういう感覚で記事を書きます(笑)(笑)

要素の表記の仕方ですが、私個人の好み(笑)の問題で、コンビネーションジャンプは「-」で表記します。
(本来は「+」表記ですが、あくまで好みの問題です(笑))
また、「+COM」は「+COMBO」の意味です。
「+SEQ」「+COMBO」は以下のリンクに分かりやすく書かれているので、参照して下さい。
◆フィギュアスケート資料室 ※「用語辞典」をクリック
◆Yahoo!知恵袋 「ザヤック SEQ COMB」 ※解答部分が参考になります。

最後に大事なことを1つ。
現採点法で問題となっている回転不足判定やエラーエッジ判定の正当性に関しては論じないことにします。
私は採点に疑問は持ってはいますが、この議論を始めるときりがないし、
この考察は(特に過去のものほど)実際の演技を確認せずに行っているので、大きなことは言えません(汗)
よって、これらの判定については正しいという前提で話を進めます。
(といっても、本音が漏れることはあると思います(笑))

画像はクリックすると拡大されるはず(汗)ですので、見難い場合は画像をクリックしてみてください。
拡大されないものについては、画像URLを貼っておきますので、そちらを参照してください。
間違いがある場合は是非ご指摘ください。よろしくお願いします。



さて、前置きが長くなりましたが(汗)
今回は男子編ということで、さっそく始めたいと思います。

どの国を対象にするか、というところですが、
日本、カナダ、アメリカ、ロシアのトップ3名(ただしGPSに出場した選手に限る)について、
国内選手権前の最高点との比較を行います。
また、欧州選手権・四大陸選手権に出場した選手については、その点数も比較してみました。
もちろん、どんな演技だったかで点数は違ってくるので簡単に比較はできませんが、
要素の内容やGOEである程度の出来は把握できると思うので、そういった具合に話を進めていきます。

まず、各選手の国内選手権前の今季最高点をSP・FS別でまとめました。
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これに基づいて、技術点(TES)と演技構成点(PCS)を見ていきます。
A:今季最高点(以下A)、B:国内選手権(以下B)として左から順に並べました。
また、参考としてC:欧州・四大陸選手権(以下C)も入れてみました。
画像が大きいと怒られたので、国別に表示します。
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TESについては、ここで細かく考えるより最後にまとめた方がわかりやすいと思うので(汗)コメントは控えます。
ただし、PCSについて考えるときにこれを参考にしたいと思います。

続いてPCSです。
例によって、「-SS」評価の表示もします。SS基準方式の詳細ついては、お手数ですが、こちらの記事をご覧ください。
また、どのくらい点数が伸びたかをわかりやすくするために、B-Aの差異を0.25=1段階として、計算してみました。
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なかなか面白い結果になりましたね。日本以外の3ヶ国では最低でも2段階は評価が上がっています。
もちろん、AよりBで良い演技をした選手がほとんどなので評価が上昇するのは当たり前かもしれませんが、
ノーミスで素晴らしい演技をした高橋選手、小塚選手はたった1段階しか上がっていないのを見ると、
特にロシアは一気に8点台になっているので、ちょっと考えられない上昇の仕方です。

また、欧州・四大陸の点数も興味深く、(もちろんこれも良い演技ができなかった選手は除外されますが)
国内選手権の点数によるアピールの効果かどうかは定かではありませんが、
レイノルズ選手やマイナー選手はAからぐんとPCSが上昇しています。


続いてFSを見ていきます。
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SP同様、コメントは控えます(汗)
PCSを見ていきます。
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すみません、いろいろ表示が間違っていますが…点数は合ってるはずなのでスルーしてください(汗)
さて(笑)、SPより露骨に点数が上昇しているのがわかります。最低4段階は上がっています。
中でも驚いたのは、羽生選手のPCSです。
ミスは最後の1Sだけで転倒もなかったのに、ほとんどPCSが上昇していません。
これが実績の違いというやつなのでしょうか?どちらにしろやはり日本の採点は厳しいものがあります。


かなりざっと書いてきましたが(汗)、最後に点数の差異をまとめた表を作ってみました。
プログラムの出来の目安として減点も入れてみました。
SP・FS別に表示します。
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必ずしもそうだ、とは言えませんが、傾向としてカナダ・アメリカのトップ選手2人はPCSが元々高い選手のため、
国内大会で良い演技をした場合はGOEが大きく上がるようです。
一方、2位以下の選手は1位の選手に引き寄せられるようにPCSが大きく上昇しているように思います。
しつこいですが、もちろん良い演技をしたから点数が出るという部分はあります。
ですが、基本的にPCSは何点も一気に上昇するものではないと考えるので、
PCSに関しては、やはり国内の点数は甘めにつけられていると私は思います。

そして、日本の採点はやはり厳しいです。
特にFSの羽生選手は、GOEは大きく伸びているのに、PCSはやや下がっている状態です。
もちろん、どの大会もジャッジは違いますし、単純比較できない点は否めませんが、
諸外国と比較すると、もっと出してくれてもいいんじゃないの?と思ってしまいます。

上記のまとめ表を見ると、差異の大きさ=ジャッジのアピール度なのかなぁと思ったりします。
国際基準ではないことは明らかですし、「気持ちいい演技には良い点を」というジャッジの気持ちが伝わってきます。
そういった意味では、やはり日本の点数の出し方は気持ちのいいものではないです。
別に甘くしろと言っているのではなく、「これしかできない」より「こんなにできる」と思わせる評価をして
世界に日本の選手をアピールすべきなのではないかと私は思います。


書き始めるのが遅かったのでこんな時間になってしまいました(汗)
次回は女子シングルについて書きたいと思います。

随分と長い&まとまりのない記事になってしまいましたが(汗)
最後までご拝読いただきありがとうございました!


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by chi-chan0322 | 2012-02-20 22:57 | フィギュアスケート
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