ブログトップ
マロマユな日々~チワワとの妄想生活~
spalconx.exblog.jp
スポーツナビコラム 常識を覆す、高橋大輔が見せる26歳からの成長の方程式&4/3すぽると
昨日のものですが、高橋大輔選手のコラムをご紹介します。
また、昨晩のすぽるとの動画がUPされていますので合わせてご紹介します。

ニュース記事
スポーツナビコラム 常識を覆す、高橋大輔が見せる26歳からの成長の方程式
b0122046_1135252.jpg





常識を覆す、高橋大輔が見せる26歳からの成長の方程式
フィギュア世界選手権・男子シングル

2012年4月3日(火)
b0122046_1135550.jpg

■「ソチで勝つには必要」4回転への着手と成功率アップ

「現役続行して良かった」

 2012年世界選手権(フランス・ニース)、4回転ジャンプを2本決めた高橋大輔は、ちょっと照れくさそうに言った。昨年の世界選手権では、演技中に靴が壊れるアクシデントもあり5位。思わず、ソチ五輪までの現役続行を宣言したものの、4回転ジャンプのピークと言われる年齢は20代前半だ。しかしその常識を覆す26歳での大成長。高橋がつかんだ成長の方程式は、どんなものなのだろうか。

 南フランス、コートダジュールの一角をなすリゾート地・ニース。3月末ともなると半袖の人たちがアイスを食べている姿も見られ、街にはゆるやかな空気が流れていた。それを横目に、高橋は「試合が終わったらおいしいクロワッサンを食べたい」と考えていたという。街の穏やかさが、世界選手権の会場の緊張感を際立たせていた。

 今大会での目標は「ショートとフリーで4回転を入れること」。シーズン前半のグランプリ(GP)シリーズは、4回転ジャンプ無しで戦った。演技面の点数の高さから表彰台には乗ったが、「このままではソチで戦えない」と実感。12月の全日本選手権のショートでは、公式練習では挑戦すらしていなかった「4回転トゥループ+3回転トゥループ」を成功させ、「いつか絶対やらなきゃいけない時が来るから、ここで攻めた」と勝負師の勘をみせた。しかしフリーでは4回転トゥループを転倒し、2本そろえることはできなかったのだ。

 世界選手権の公式練習。高橋は、目に見えて成長していた。まず、3回転もトリプルアクセルもまったくブレがなくウォーミングアップ程度で済ませると、練習のほとんどを4回転の練習にあてていた。その4回転も、60分の練習の後半になるほど確立が上がっていく。「失敗しても、4回転回り切ってからの転倒。成功につながるいい練習ができた」と手ごたえを感じていた。
b0122046_117213.jpg

■「順位よりも価値がある」SPとフリーでの4回転成功

 大会5日目の3月30日、男子ショートプログラム(SP)を迎える。冒頭は「4回転トゥループ+3回転トゥループ」。「3回転+3回転」よりも自信がついてきていたこともあり組み込んだ、超大技だ。高橋は、最初の4回転を少し詰まり気味ながらもしっかりと降りると、続けて3回転を跳んだ。しかし勢いが足りず、回転不足の着氷となりバランスを崩して手を着いてしまう。

 続く演技は安定したものだった。雄大で流れのあるトリプルアクセルも、力を使わずにフワッと浮き上がるような3回転ルッツも完璧。緩急を生かしたステップは、「この曲が好きで、振付も素晴らしいので自然に動くだけ」と言い、氷に吸い付くようになめらかな動きが冴える。ショートは85.72点の3位で、トップのパトリック・チャンに約4点差、2位のミハル・ブレジナに約2点差という、好位置で折り返した。

「悔しいです。判断ミスです。4回転がちょっと詰まり気味だったので、3回転をつけるのは無理があったんですけど、ここでつけないと勝てないという気持ちもあって……。後半の3回転ルッツを連続にするか迷ったんですけど、結局判断ミスしました」

 それでも、国際大会のSPでの4回転成功には、「全日本のときは賭けが大きかったけれど、今回は行ける状態まできていたので、それでの成功は意味が違いました」と笑った。

 フリーは意地を見せた。冒頭の4回転を成功すると、最後のジャンプとなる3回転フリップまで、ほとんどミスなくまとめる。観客はステップの前に思わず立ち上がり、振付師のパスカーレ・カメレンゴは両手を挙げっぱなしで、長光歌子コーチはリンクサイドで何度も笑った。ブルースの気だるいピッチのせいもあって、激しく観客にアピールする演技というよりも、会場全体がじんわりと幸せになるような時間。フリー173.94点、総合259.66点での銀メダルで、フリーの得点は、けが前の自己ベストにあと1.9点と迫った。

「怪我をしてからのことを考えると、ショートとフリーで4回転をそろえるというのが、本当に程遠かった場所。順位よりメダルより、僕にとって価値がある」

いつになく大人びた口調でそう言ったかと思うと、「でもブルースは、最後まで100パーセントは理解できませんでしたけどね・・・」と苦笑いした。
b0122046_11831.jpg

■「完璧主義を捨てた。そしたら前向きになった」

 26歳。08年の膝のけがもあり、本来ならば身体能力のピークは過ぎてるず。しかし、誰もが予想できないほどに成長を遂げていくのはなぜか。そのきっかけのひとつは、精神面の変化だった。

 それを高橋は「完璧主義を捨てた」という。これまでは完璧を求めすぎるが故に、どうしても練習にムラがでていた。最高に気持ちが乗って最高の練習をする日と、気持ちが乗らずに無駄な練習になってしまう日、その波が大きいのだ。

 長光コーチも「彼は素晴らしい音楽の感性を持っている選手。それだけに、ちょっと曲と(フィーリングが)合わないとか、何か自分の中で引っかかるものがあると、急に『もう滑らない』となってしまうところがあった」という。結局は「モチベーションを上げようと私たちがプッシュしなければならなかった」(長光)。

 しかし、完ぺき主義を捨てた高橋は、とにかくよく集中した。「気持ちを見直したことで、淡々とリラックスして日々を過ごしたんです。そしたら、前向きにスケートに向き合って、充実した練習ができました。やっぱり去年の世界選手権が悔しくて、あのまま引退していたら悔しさしか残らなかった。ソチ五輪の時に、続けてて良かったって思えるような努力をしたい」と高橋。長光コーチも「バンクーバー五輪の直前合宿のときよりも、今シーズンは(良い)練習をした。集中が切れる部分が全くなくなった。努力が違った」と言い切る。

 毎日コンスタントに集中して練習すること。当たり前のことのようだが、それほど難しいことはない。練習量よりも練習の質。26歳のアスリートに求められる練習方法へとシフトしたのだ。

■スケーティングの見直しでジャンプ成功率アップ!

 その精神的な変化に加えて、技術面を基礎から見直したことも大きかった。

 08年の前十時靭帯(じんたい)の手術後、右膝に入ったままだったボルトの除去手術を、シーズンオフの5月に受けた。リハビリを含め2カ月間は氷に乗ることができず、7月に氷上練習を再開。「すぐにジャンプの練習はできないので、スケーティングを見直そう」と考え、アイスダンスのコーチから基礎を習おうとフランス・リヨンに飛んだ。そこで、ジャンプ優先のシングル競技ではおろそかになっていた、スケートの基礎理論と出会った。

 最も技術的に変わったのは、重心の位置だった。足のつま先からかかとまで全長25センチメートル前後あるエッジのうち、最もスケーティングが滑る1点をダイヤモンドと呼ぶ。アイスダンスではこのダイヤモンドの感覚をいかにつかむかが勝敗を分けるが、シングル選手が乗っている拇指球(ぼしきゅう)のあたりよりも、やや後ろと言われている。シングルの選手はジャンプを跳ぶため上半身はやや前傾になる傾向があるが、アイスダンス選手は上半身を起こし、転ばないギリギリの後方に重心を置く。このギリギリの部分に、ダイヤモンドがあるのだ。高橋は、このダイヤモンドに重心を近づけたことで、力の要らないスケーティングを身につけた。

「押して滑るのではなく、ちゃんとエッジに体重を乗せると自然に進む。力を使わないでスケーティングできるようになったことで、ジャンプに集中できるようになったし、ジャンプに体力が使えるようになりました」と変化を実感する。

■「まだまだ成長できる。それが分かったことが大きい」

 2週間の練習だったが、そこで習った練習方法は帰国後も練習し続けた。スケーティングが安定するということは、ジャンプの助走が安定する、ということでもある。

「スケーティングが良くなったことで、3回転の確立が良くなりました。それで、これまで3回転の練習に時間がかかっていたところが、4回転に費やす時間をたくさん取れるようになったんです」と高橋。結果として、スケーティングの上達が、4回転の成功にまでつながった。

「ソチまで3年計画で考えていたので、今シーズンはダメだろうな、と思ってました。なのに自分でもびっくりするくらい、レベルアップができた。表現はけがの前よりも成長したと思うし、身体の性能も上がっているんです。まだまだ自分は成長できるんだということが、自分の中で分かった。それが大きいシーズンでした。まだあと2年伸びないといけない。来シーズンは4回転フリップも入れたい。そうしないと五輪で勝てないから」。

 26歳からの大成長。常識は関係ない。新しい歴史は、高橋自身がつくればいい。



野口美恵さんのコラムは選手自身の言葉が多く盛り込まれていて、
また野口さんの語り口もとても読みやすくて、いつも素敵なコラムだなぁと思います。

今季の高橋選手はちょっと他の選手とは立ち位置が違うというか、
毎回リラックスして競技に臨んでいる感じがしたのですが、こうした心情の変化があったのですね。
高橋選手は毎年全く違う雰囲気のプログラムを用意してくるので、来季がとても楽しみです。

最後に昨晩のすぽるとの動画をご紹介します。
私は録画はしたのですが寝てしまってまだ見ていません(汗)
動画UP主様に感謝です☆ミ

20120403-3 Daisuke Takahashi 生出演2」
http://www.youtube.com/watch?v=ByVyf9LTMJc



****************************
ブログランキングに参加しています!
ポチっとよろしくお願いします。
****************************

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ 人気ブログランキングへ
by chi-chan0322 | 2012-04-04 11:30 | フィギュアスケート
<< 国別対抗戦 出場選手決定!! 世界選手権 日本代表選手が帰国... >>